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平成20年(2008年)岩手・宮城内陸地震に伴う
標高補正パラメータの取り扱いについて

2017年6月5日 更新

「TKY2JGD」「SemiDynaEXE」「PatchJGD」「PatchJGD(標高版)」は、ソフトウェアのインストール時に意図しないDLLを読み込んでしまう脆弱性があることが判明しましたので、提供を終了しています。新規にソフトウェアをインストールすることは止めてください。

 インストール済みのソフトウェアの使用する場合は、セキュリティ対策ソフトによりご使用のパソコンをスキャンすることを推奨します。

 また、同様の機能を有する座標標高補正ソフトウェア PatchJGD_HVをダウンロードして、ご利用いただくことも可能です。

 提供終了に関するお知らせ(平成29年6月5日)

平成20年(2008年)岩手・宮城内陸地震に伴う標高補正パラメータの取り扱い

 標高補正ソフトウェア“PatchJGD(標高版) for Windows”を用いて標高成果改定を行う場合、平成20年(2008年)岩手・宮城内陸地震の補正パラメータ(iwatemiyagi2008_h.par)は、平成22年に実施された東北地域三角点標高成果改定に伴う標高補正パラメータ(touhoku2010_h.par)に含まれるため、平成22年の東北地域三角点標高成果改定のパラメータのみを適用してください。

本件の経緯

 平成20年(2008年)岩手・宮城内陸地震では、地震に伴う標高変動量を補正するためのパラメータとして、標高補正パラメータ(iwatemiyagi2008_h.par)が作成されました。このパラメータには地震による地殻変動に加え、明治・大正期以降の定常的な地殻変動の補正量も含まれていました。

 その後、電子基準点を既知点としたGNSS測量によって標高成果が算出された三角点と、GNSS測量によらない旧来の測量方式による三角点の間に生じていた、明治・大正期以降の定常的な地殻変動による標高成果の乖離(標高不整合)を解消するため、全国を対象にした三角点の標高改定を順次進め、東北地方は平成22年に三角点標高成果の改定を行いました。

 その際に作成したパラメータ(touhoku2010_h.par)は、平成20年(2008年)岩手・宮城内陸地震の補正量を含んだパラメータであり、パラメータ提供サイトでは、「「平成20年(2008年)岩手・宮城内陸地震」による地殻変動を補正する標高補正パラメータが含まれています」と注意喚起をしていたところです。

 「標高補正ソフトウェア“PatchJGD(標高版) for Windows”」を用いて標高成果改定を行う場合は、適切な標高補正パラメータを各自が選択して適用することになりますが、その際、岩手・宮城内陸地震に伴う標高補正パラメータの適用地域において、パラメータの適用が正しく行われていない事案が確認されましたので、あらためてお知らせするものです。

 

 なお、平成26年4月1日にも電子基準点、三角点等の標高成果改定を実施し、標高補正パラメータを作成しましたが、「補正パラメータによる標高成果計算サイト」を利用した場合は適正にパラメータが適用されています。

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